noteにて、かなり不定期に更新中。ぼつぼつ書いてます。
オンラインの展示を鑑賞頂いた後に、リアルの美術館に行ったときのようなチケットがあったら嬉しい、というリクエストを頂いたことにより、HASARDの展示チケット企画が始まりました。
ご提供は2022年の4月から。プロのデザイナーに1枚ずつオリジナルデザインで作成して頂き、数十点の展示チケットをご用意しています。HASARDのショップから、無料でデータをダウンロード頂ける形で、これまで多くの方にダウンロードして頂きました。
HASARDでは、サイトのトップに掲げているように、『誰でも・いつでも・無料で』というコンセプトを大切にし、広く皆さまにオンラインで名画を楽しんで頂けるサービスを目指しております。そのため、チケットもこれまで無料で提供して参りました。この基本方針は、これからも変わりません。展示は引き続き無料でお楽しみ頂けるように続けて参りますが、今後サービスを継続し、改善し、さらに新しい企画を作っていくために、運営側でも議論を重ねた結果、今回はチケットに関してのみ、ご支援を頂くことにさせて頂きました。
2024年7月7日より、ダウンロード時に1枚100円のご支援を頂くことになります。何卒、皆さまのご理解、ご協力を頂けますと幸いです。
HASARDは、ミュージアムの館内を歩きながら、展示されている作品を一点一点観ていくことをオンラインで体験する、というコンセプトのもとに設計されています。
実際に美術館に出かける際に、すべての作品に均等に時間をかけて鑑賞することはないと思います。同じ画家の作品でも、立ち止まって長い間眺めていたいものもあれば、チラ見で通り過ぎる作品もあるでしょう?
どこで立ち止まるかは、人それぞれ。気に入った作品はゆっくり時間をかけて、そうでないものはサラッと流す・・・そういったマイペースで鑑賞できる体験を、私たちは提供したいのです。
だからこそ、じっくりと鑑賞することに耐える「超高解像度」にこだわっています。
“ アートを、もっと身近に ” これは、私たちがサービスに込める想いであり、理念であり、達成を目指しているミッションです。
突然ですが、日本ではアートは身近なものでしょうか? もっと言うと、アートは日常の一部でしょうか?
答えはNOだと思っています。
原因はいくつかあると思うのですが、その大きな1つに、アートとの接点の少なさ、接点を持つことへのハードルの高さがあると思います。
日本でアートと触れ合うもっともスタンダードな方法は、美術館に行く、ギャラリーや画廊に行くことだと思います。
しかし、これって微妙な気がしております。
美術館は、近所に何件もあるものではないですし、ギャラリーや画廊って、気軽に入れない雰囲気があります(もちろん気軽に入れるよう頑張っているギャラリーや画廊さんもございます)。
しかも、1年のうちに開催できる展示は限りがあり、1度見た展示をもう一度見に行く人は、なかなかいません。そうすると、アートとの接点は、そこまで多くはなりません。
片や、音楽や漫画はどうでしょうか?音楽や漫画は、言うまでもなく、私たちの日常の一部です。
ではアートを身近なもの、日常の一部にするためには、どうしたらよいのか?
その答えの1つが、オンライン美術館 HASARD です!
音楽も漫画もスマートフォンで楽しめる時代です。アートをスマートフォン等の個人の端末で楽しめるようになれば、アートとの接点が多くなり、アートが日常の一部になる一助になるのではないかと、そう思うのです!!
すみません。熱くなりました(反省)
もちろん、このミッションの達成は、簡単なことではないと理解しております。だからこそチャレンジする価値のあるミッションだとも思っております。
アートとの出会いには、人生すらも変える力があります。HASARDによって、アートを通して幸せになる人が1人でも増え、日本のアート産業が盛り上がる一助になれば。そんな想いを込めて、サービスの企画・開発・運営を行っております。
ご拝読、誠にありがとうございます。
HASARDを運営していると「オンライン美術館は、既存の美術館様やギャラリー様、画廊様に勝つことはできない」と言われることがあります。
仰る通り "生の迫力" という点においては、既存の美術館様方に太刀打ちできません。いくら高画質のコンテンツを用意しようと、生の作品とは比べるまでもありません。
ですが、自分なりの楽しみかたができる、作品と1対1で向き合え、好きなだけ鑑賞することができ、手軽に見ることができるという点に関しては、オンライン美術館が優れていると考えております。
オンライン美術館の方が勝っているとは、全く思っておりません。勝ち負けの話ではなく、それぞれに一長一短があるだけだと、私たちは思っております。
既存の美術館様方とは共栄しながら、この業界に新たな良い流れを作ることができればと思っております。
HASARDの展示を見たユーザー様が、この絵は生でも見てみたいと思い、美術館様 , ギャラリー様 , 画廊様に足を運ぶ、アーティスト様の情報を検索する、そこからアートによりいっそう興味を持つ。といった流れを生み出すことができれば!などと思っております。
アートを鑑賞する魅力は、読書の魅力に似ていると思います。
1枚の絵、イラスト、写真、そこに込められたストーリーを通して、他人の人生、他人の想いを疑似的に体験することができる。
(くさい言い方をすると) アーティストの心に触れることができる。
それは、さながら文通のように厳かで、しかし友との会話のように、私たちの心にダイレクトに伝わってきます。
他人の心と触れ合うことの悦びは、人間の本質に根ざしたものであるからこそ、魅力を説明しずらく、でも全ての人が感じることができるものなのだと思います。
だからこそ、アートから受ける感動は、人生をも変えるほどの力を持つことがあるのでしょう。
なんか小難しくなっちゃいましたが、まとめると、アートって最高ですよね!ってことです(笑)
HASARDをスタートしてからというもの「ぜひマネタイズを進めて、このサービスを世に広めて欲しい」「このサービスが好きなので、投げ銭のように、気軽に支援できる仕組みを導入して欲しい」といったメッセージを、多くいただくようになりました。
正直、こういったお問い合わせをいただけるとは、思ってもおりませんでした。
ですが、私も好きなコンテンツ/サービスには「こんな素敵なコンテンツを世に出してくれてありがとう」という想いで、課金するよね~。と周りの人とたびたび話ていたので、お気持ちはよくわかりました。
(ちなみにですが、自分が作ったサービスが、たくさんの人にそう想ってもらえるなんて...! と喜びを嚙みしめさせて頂きました。メッセージを送っていただいた皆様、本当にありがとうございました。)
そこで、 HASARDは、協賛という仕組みを導入させて頂くことにしました。
どういった内容かと言うと!皆様ご想像の通り、美術館やコンサート、スポーツ大会、イベント等で聞く、あの協賛でございます。
HASARDでは、¥100/月~ から協賛を募っておりまして、協賛いただいたユーザー/企業/団体は、新しく作成した、協賛(Sponsorship)ページに、
ご指定のURL付き(付けるかは任意)のお名前が表示されるようになります。
また、6ヵ月に一度、お知り合いのアーティスト様の個展をHASARD上で開催することができます。
私達の理念に共感していただけた方、このサービス良いな!広まって欲しいな~と感じていただけた方、本当によろしければ、是非ともご協賛をいただけますと幸いです。
協賛金は「アートを、もっと身近に」の理念の元、オンライン美術館HASARDの運営、サービスの拡充に使用させていただきます。
ご協賛はこちらから。
私達は、協賛をしていただくと、とても嬉しいです!ですが、SNSでシェアしていただいても同様に嬉しいですし、口コミでお友達に伝えていただいても嬉しいです。協賛も、SNSのシェアもなくても、応援のメッセージをいただくだけでも嬉しいです。私は、皆様の気持ちを感じれるだけで、とても嬉しい気持ちになります。
私の目指している社会、こうであったら良いな思う社会は、こういったものの先にあるのかもしれないと思っています。
上手く言えそうにないので、いったん例え話をさせていただきますね(笑)
路上ライブをしているミュージシャンがいます。そのミュージシャンの歌は、けっして万人受けするものではありませんが、数人の心を見事に射止め、立ち止まらせることに成功しています。
しかし、路上ライブの終了間際、ほとんどの人がいなくなり、ミュージシャンの帽子に、お金を入れる人はほとんどおらず、素敵な歌だったねと、声をかける人もいませんでした。
これは、ごくありふれた悲しい現実です。
お金の価値は、人によって違います。子供の頃、500円は大金でしたが、今は正直たいした額ではありませんし、お金持ちの人の1万円と、そうでない方の1万円の価値は、違うのだろうなと思います。
なので、極論ですが、この場面で大切なのは、お金を帽子に入れるか否かではないと思います。(本当に極論ですが...)
私が大切だと思うのは「ミュージシャンの歌に感動した自分の気持ちを何かで表す」ことだと思います。
それが、人によっては「帽子に1000円を入れる」ことかもしれません、「缶ジュースを差し入れする」ことなのかもしれません、「SNSにアップして宣伝する」ことかもしれませんし、「歌素敵だったよ、ありがとう」と気持ちを伝えることかもしれません。
感動した自分の気持ちを何かで表していれさえすれば、そこに優劣はなく、全て素晴らしいことなのだと思います。
私は、こういった気持ちを伝え合うことが "当たり前の" 優しい社会になって欲しいし、していきたいと思って仕事をしています。
青臭い、理想主義的と言われるかもしれませんが、私まだまだ若造なので、現実に打ちのめされるその日までは、青臭くいようと思います(笑)
どうやったら 考えを上手く伝えることができるかと、熟慮しましたが、そんなに頭が良くないので、これが限界でございました(笑)
ご拝読、誠にありがとうございました。
展示コンテンツのデータについては、オープンライセンスのもの、美術館に使用許諾をとっているもの etc... 様々なところからデータを収集/提供いただいております。
また、展示にあたっては、弁護士に法律上の問題がないかを確認したうえで、実施しております。(ここの部分が一番労力がかかります(笑))
稀に、権利関係がどうなっているかと聞かれるのですが、上記のようになっております。
ですので、そういった部分が気になる方も、安心して、ご鑑賞いただければ幸いでございます。
この度、幸運なご縁を頂き、当ミュージアムの運営をさせて頂くことになりました。
「アートを、もっと身近に」という創業からの思いを引き継ぎ、ユーザーの皆さまに、より一層楽しんで頂けるサービスをお届けできるよう尽力して参ります。
アートの楽しみは、乾いた心を潤わせ、幸せを与えてくれる、生活の必須要素です。
私が絵を楽しむようになったのは、ふとしたことがきっかけでした。
絵を描く友人が、クラシック音楽を聴き始めたときのこと。
感受性豊かなその人は、流れる旋律に涙を流すこともあり、あるときこんなことをつぶやきました。
「音楽は、こんなにも人の心を揺さぶることができる。私は今までずっと絵を描いてきたけれど、絵を見て涙を流したことなど一度もない。音楽には、絵にない力がある。逆に音楽にはできないことで、絵にできることって何だろう?」
私はその問いに対する答えを、何日も考え続けていました。
「音楽にはできなくて、絵にできることは何か・・・」
あるとき別の友人とクラシックのコンサートに行きました。
客席で開演を待つ間、隣に座る友人にふとその話をしたとき、返ってきた答えは、私の世界観を一変させました。
「絵と向き合うことで、人は自分自身を見つめることができる。それが絵の素晴らしさだと思います」
確かに、そうだ。流れていく音楽にはできないこと、それが、立ち止まって自分自身を見つめるということ。それまで音楽一辺倒だった私は、その一言で、絵を見る楽しさに引き込まれることになりました。
美術館に出かけても、大勢の人が詰めかける人気の展示は、ただ目にするだけで終わってしまうこともあります。
自分のペースでゆっくりと、好きな絵を心置きなく鑑賞できる時間は、最高の贅沢。
心を自由にしてくれる、そんな体験を、すべての人に。
「オンライン美術館」という新しいアートの楽しみ方を生み出したHASARDは、創業者やスタッフの熱意と、皆さまのご声援に支えられて、ここまで成長してきました。
これからも、皆さまの身近な存在として、安らぎと新しい出会いに満ちた場であり続けることが、私達の願いです。今後とも、末永くお付き合い頂けましたら幸いです。