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はじめに

はじめに

虹の種子

- 虹の種子 -


金網の向こう、
競技場で、
誰かが、虹の子供に水をあげていた。

まだ小さな虹の子供は、
いつか、どこかで、
大人の虹になるのかもしれない。
白斜

- 白斜 -


白く傾く、その道を、
私は緩やかに歩む。
憶中

- 憶中 -


記憶の中に残っている洋館、
その時、悲しかったのか、嬉しかったのか、
私は覚えていません。

でも、あの柔らかな光は覚えています。
方眼に空

- 方眼に空 -


細分化された空、
まるで方眼紙に描かれているようでした。
ただ うえ へ

- ただ うえ へ -


蔦は、ただ うえを目指す。
限りあるうえを。
多くの白い箱

- 多くの白い箱 -


白い箱が奥まで積んである。
きっと、中には何も入っていないのでしょう。
連作:浮かびあがる球体

- 連作:浮かびあがる球体 -


視界が色づいたとき、
私の目の前には球体が現れました。
海上の橋

- 海上の橋 -


上は青い空で、
下は青い海で、

私は、どこへ歩いているのだろうか。
オレンジライン

- オレンジライン -


それは放課後、
神社の裏からだったか、
私はオレンジ色の線を見た。
その鮮烈な色合いは、
灰色の青春に、色を与えた。
ノスタルジアへの道

- ノスタルジアへの道 -


故郷を想い、哀愁を感じ、
私はただ歩く。
緩やかな時間

- 緩やかな時間 -


昼下がり、花越しに彼女を見る。

花の白さと、紅茶の匂い。
充分すぎる、緩やかな時間。
灰してさくら

- 灰してさくら -


私が枯れて、

灰になったら、

その灰を、
近くの桜へ撒いてください。

そして、できたら、

春に会いにきてください。
リフレクシア

- リフレクシア -


点を見つめ、線で分けられ、

そして、光は反射する。
悠久

- 悠久 -


人が溢れる観光地、
それは、ふと、訪れた瞬間。
私は悠久を見た。
悠久の中には、本来の姿があった。
残想

- 残想 -


10年ぶりに、島へ戻った。
10年ぶりに、ここへ来た。

鳥居は変わらずに、海を眺めていた。
紫のカーテン

- 紫のカーテン -


カーテンの隙間、
そこには光がおちる。

紫色の誘惑、
その美しさに、私はおちる。
平和と花と

- 平和と花と -


周りの人間は、みな祈っていた。
調和を尊び、死者を慈しみ、過去の惨劇に涙を流す。

目の前の建物は、信仰の中心だった。

いつしか、
信仰は花を咲かせるだろう。
憎しみへと変わる、美しい平和の花を。
出口

- 出口 -


明けない夜はない。
止まない雨もない。

進んでさえいれば、いつかは。
少しだけ過去

- 少しだけ過去 -


さっきまでとは、うってかわって、

地上に降りたとき、
夕陽は沈みかけていた。

そうか、私は、
少しだけ、過去にいたのだ。
途中退場

- 途中退場 -


わたしは、とんだ。

せめてもの証に、後を濁す。
わたしは、たしかにいたのだと。
今日もまた 向こう側へ 日が沈む

- 今日もまた 向こう側へ 日が沈む -


どうして、

今日も向こう側へ、日が沈むのでしょうか。

なぜ、私の元に沈んでくれないのでしょうか。
シブヤ no.1

- シブヤ no.001 -


Are they really human walking?
シブヤ no.2

- シブヤ no.002 -


I want you to know the meaning of going there.
朱い丘

- 朱い丘 -


朱い丘。

その先にあるのは、
白い海か、蒼い森か。
電柱の行く先

- 電柱の行く先 -


私の行く先は、電柱と同じ。
海の向こうの、終着点。
誰かが座る

- 誰かが座る -


神社の端、境内の角、
そこにあるのは、寂れたイス。

街を見守る、誰かが座る。
何時でもない昼下がり

- 何時でもない昼下がり -


昼下がりの公園で、
ふと、時間を確認すると、
それは何時でもありませんでした。
宙に浮く

- 宙に浮く -


眠りに落ちたわたしは、宙に浮く。
もう少しだけ、夢が続きますように。
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